首の痛み

 

症例：頚部引張感に対する改善例

 

【患者】
40代前半男性

 

【主訴】
右首が突っ張る

 

【既往歴】
特記なし

 

【現病歴】
約10年前から頚部右側の引張感が出現。整形外科で頚椎症と診断され、整体やカイロプラクティックなど複数の施術を試みるも改善せず。紹介を受けて来院。

 

【現症】
頚部後屈時、右側のC2〜C7および肩甲骨上角周辺にかけて引張感を訴える。

 

【施術と結果】
頚部後面の筋緊張が痛みの主因と考え、腰部筋群の緊張がその改善を妨げる要因と判断。以下の手法で施術を実施。

 

頚部後面の施術

 

緩消法を施行：
頚部後面：約2分間施術 → 痛みが10→9（NRS改変）に軽減
頚部側面から前面：約30秒間施術 → 痛みが10→7（NRS改変）に軽減
周辺部への追加施術：約2分間 → 痛みが10→5（NRS改変）に軽減
C2周辺部への施術：約30秒間 → 痛みが10→4（NRS改変）に軽減
腰部筋群の施術

 

緩消法を約5分間施行 → 頚部後屈時の痛みが10→2（NRS改変）に軽減
【考察】
長期間続いた頚部の痛みが顕著に改善。患者自身も驚きを示し、筋肉を柔軟に保つ重要性を認識。今後の自己メンテナンスを指導し、自主ケアの習慣化を提案。