肩

 

症例：肩こりに対する緩消法の改善例
【患者】
年齢・性別：20代前半女性
主訴：肩こりが辛い
既往歴：特記事項なし
現病歴：1週間前から肩こりが酷く、特に右肩の症状が強い
【現症】
触診結果：肩周辺の筋緊張が顕著（左＜右）
【施術と結果】
1. 初回施術（肩周辺部へのアプローチ）
方法：
患者に最も辛い患部を指示してもらい、緩消法を約15秒実施。筋弛緩を確認後、新たな最も辛い部位に対し同様の施術を繰り返し、計2回実施。
結果：
最も辛い部位が移動し、患者は短時間での症状の改善に驚きを示した。
2. 原因部位へのアプローチ（腰部筋群）
仮説：
肩こりの主因は、腰部筋群の筋緊張にあると考察。
方法：
背面：胸椎12番～腰椎1番（T12-L1）高位、棘突起から左右外側約4cm周辺部に対し、緩消法を約2分実施。筋弛緩を確認後、周辺部にも同様に施術。
側面：腰部筋群の筋緊張に対し、緩消法を約5分実施。
結果：
肩こりの辛さスケールが「10→2→0」と改善。患者は短時間での症状消失に非常に満足され、施術終了。
【考察】
肩こりの原因が肩周辺部の筋緊張であることを患者に理解してもらい、腰部筋群の筋緊張との関連性も説明。
短時間の緩消法施術で症状の大幅な改善を確認し、患者の満足度は高かった。